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あぶすとらくと



2010/06/28(月) パッシブDIの自作

DTM・宅録
0628_di.jpg

前からどうにもこうにもベースの音に納得がいかず試行錯誤してはみるものの、やはり入り口の問題っぽいなぁと感じパッシブタイプのD.I.(Direct Injection Box)を試してみたいなぁと思い立った。アクティブタイプのDIは手持ちのものでもMackieのミキサーについていたりTubeMPがあったりするのでパッシブタイプは未だに未体験ゾーン。
パッシブタイプのDIはもともとエンジニアがトランスを買ってきて自分で作ったりしていた…なんてどこかに書いてありましたが、単にトランスを信号が通過しているだけという単純な構造で、いろいろと回路図をあたってみたり市販品の中身をさらしている写真とかみてもやはりトランスとジャックだけみたいな構造でこれなら簡単に作れそう。
ということでひさしぶりの自作レポです。

構造が単純なだけにトランス選びが非常に重要になるらしい。
トランスというとJENSENとか有名ですが有名品になるとトランスひとつだけで1万円ぐらいは軽くするものなのでいいトランスを使っている物は高価なんじゃないかと思います。
確かにJENSENのトランスをつかっているのってDIをたくさん出しているRadialのラインナップの中でも2−3万クラスの高いやつだけですしね。



よいオーディオ向きのトランスというのは高価かつ入手するのも難しい。そのため一応出来合いの製品を買うことも考えたんですがDIを比較したようなブログ記事はそんなに見つからない。わざわざ作って使っている人のブログ記事ぐらいありそうなものなのに見つからず。

どうもバンドやってるベーシストはBOSSとかCountrymanあたりを買って使っているかPAから借りてるような人が多いっぽい感じですね。宅録やDTM関係でもベースのライン録りにこだわっているような記事はほとんど見かけられず。Rec関係に比較的強い楽器屋にいって店員に聞いたりもしたんですがベースの録音についてはあまりよくわかないような話だし録音関係の本をみてもあんまり詳しく書いてないのね。どっちにしてもちょっといいDIを手に入れたいと思うとそれなりな出費をすることになるんで試しに買うにはちょっと高価すぎる…

というわけで結局考えてもしかたないんで作ってから考えることに。
今回は入手のしやすさと価格からSANSUIのものにしました。これで600円ぐらい。


0627_ts.jpg


コスト的にはだいたい以下のような感じ
  • ケース 170円
  • トランス 600円
  • XLRジャック 300円
  • モノフォーンジャック 100円
調べてみると互換品のトランスもありそれだと300円ぐらいだったんですが質があやしそうなのでやめときました。ちなみにSANSUIはアンプの山水からきているらしいですね。昔バイト先にSANSUIの黒いアンプがあってとてもよかったのをよく覚えていたり。そんなわけでなんとなく音がよさそうなんじゃないか‥という期待もあったわけです。(まぁ過剰な期待はしてませんでしたけど)


トランスからはいくつもリード線がでていてわかりにくいのですが、HOT/COLDなどは「リード線識別図」というのがカタログに掲載されていますのでこれをみればわかります。
http://www.hashimoto-trans.co.jp/frame/sansuitr.html


作る前はPADスイッチをつけようとかチューナーアウトをつけようとかいろいろ考えてたんですが手早くジャックとトランスだけでいくことにしました。はんだは何を使うか迷ったんですがオーディオ用の銅いり銀半田にしました。さすがに部品点数も少ないので製作が楽ですw


0627-setup.jpg


思いのほかXLRジャックが大きかったもんでリーマーだけでは十分な大きさが確保できずはみ出してて不恰好ですけど。やすりを買ってきてちょっと広げてやらないといかんです。どうも手作り品だとゴテゴテ感が強いのは部品がたくましいからかもしれませんね。


0627_finish.jpg


でまぁ早速音だししてみたんですが最初はトランス鳴きが出たりしたんですがやはりパッシブなんでアクティブのDIにある「アクティブ感」みたいなのがないので周波数全域の出方がスムーズなトーンですね。アクティブタイプのベースで出るようなバキバキしたアタックのある音とは対極的。低域のやわらかいところがよく出る感じで手持ちのプレベとジャズベともにマッチしている感じでこの点は非常に満足。

しかしトランスが振動を拾うとマイクのように音がのっかるのでトランスが動かないように固定する必要があるし、近くにある機器類のノイズも拾いやすいようです。アクティブタイプがよく使われるってのはたぶんこういうところにも要因がありそうですね。ともあれ総合してみると1000円程の金額で非常に実用的なものができあがったのでわざわざ作ったかいがありました。すごくいいです。


ためし録りしてみたもの。アンプシミュとかはさんでいるので直接的なニュアンスはわかりにくいかもね。
loop.mp3



PENTAX K100D 1:2.8 28mm
Canon IXY900IS
拍手♪

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