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あぶすとらくと



2014/10/09(木) 抵抗だけのエフェクターを自作する話

DTM・宅録
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十分な歪みを得るためにモダンな仕様のギターは総じてPUの出力が高い傾向にあるんですが、エフェクターに突っ込むレベルが高いと歪みすぎたり、よけいなノイズを誘発したりすることがあります。
ギターのボリュームを絞るだけではうまくいきにくい場合など、抵抗だけをいれたエフェクターを作って次段への入力ゲインを低くすることで歪みにくくなり、より微妙なディストーションコントロールを可能にします。

ギターの出力の直後に何か挟むとそれ自体がかなり音に対して何らかの効果を及ぼす影響が大きいです。実際に抵抗を入れるとかなり次段への入力ゲインが落ちます。
これが例えばコンパクトのイコライザーやプリアンプのようなものでレベルを下げるのとはまた違った効果です。抵抗という部品的にはギターのボリュームを絞るのと一緒なんですが、実際に金属皮膜抵抗を使った回路に通してみるとまた違ったニュアンスが得られているように感じます。
マニア向けに半田とシールドが入っただけのエフェクターというのがありましたが、抵抗を入れる分少しハイ落ちして音が落ち着いたような…いい感じに鈍くなってくれます。
はんだの風味も音にのってくることがあるのでやはり抵抗の種類によっても音質は変わってきそうですね。

ギターによって出力が違うためどれくらいの抵抗値がよいかは一概にいいにくいんですが、自作派の人は余っている部品で遊んでみると新しい発見があるかもしれません。




ちなみに自作したギターは今こんな感じになっています。

20141010_gtr.jpg
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