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あぶすとらくと



2009/07/24(金) 『脳の右側で描け』を読んで

有名な本ですが読んだ事なかったので図書館から借りて来た。

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紙面の解説にもでてくるんだけども、立方体をあらゆる角度から見た形を描けないとか本当に初心者レベルのところであれば役に立つ本だとは思う。例として10代の生徒が横向きの人間を描いているのに目は正面から見た形になっていることに対して、経験的に知っている形をあてこんでいると指摘するように特に思い込みで絵を描けなくしている場合には効果があるんじゃないかと思います。

しかし立方体を紙の中に空間を見立てて描く空間的認識や把握能力は右脳じゃなくて前頭葉視床下部あたりだったんじゃないかと思う。脳卒中とかで障害を負った場合描けなくなるが訓練である程度回復する…みたいなのをテレビでやってるのを見た記憶がある。
本書においては「Lモード」「Rモード」といったキーワードを用いて仮説を立て、描くための実践を通じて効果を測定するというプロセス自体が科学的なのであって、脳科学的なアプローチという意味にとらわれることは意図していないところではないかと思われる。

最近でも脳トレとかゲーム脳とかいろいろなキーワードがありましたが、絵作りに関していうとかなり教養的側面が必要なので右脳=直感・感覚的に描けばよいという単純なものじゃないと思うんですよね。結局はバランス感覚の問題じゃないかって気もしますけど。



アドバイス下さい。「脳の右側で描け」のRモードについて。

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