▼ 2011/11/26(土) PaintShop Pro X4 Ultimate
【Mac・PC】
いままで基本的にPhotoshopを使っていますが、WindowsではElementsかもしくはPictBearなどのフリーウェアをつかっていました。Windows7にしたこともあり、アップグレードしたいなと思っていたのはやまやまなんですが、Photoshopをもう一本買うつもりにもなれないのでPaintShop Proを導入してみることにしました。
64bit版OSだと対応も気になりますが、いまのところWindows7 Pro64bitで問題なく動いています。
いままで使ったことがなかったのですが、Photoshopユーザなら優待版が買えますが、最上位のUltimateで実売1万円程度と低価格なわりにはRawも扱えたりモニタのキャリブレーションもありなかなか本格的な内容のソフトです。
Elementsと同じく複数の画面モードがあり「管理」「調整」「編集」とわかれているのですが、切り替えのスピードも早く複数の写真を順に流し見しながら素早く画質調整するのに向いているのでかなり実用性が高いなと思います。また自動調整もなかなかよい仕上がりではないかと思います。
「調整」のモードでは左側に色調整などの項目がメニューとして並んでいるので大量の写真をさばくような場合はかなり効率がよいのではないかと思います。
また起動直後は編集モードになるように設定もできるよう選択肢があることはよいと思います。ソフトの起動時間もさほど長くないので使い勝手はよさそうです。
色調補正やガンマ補正もあるし、キリの悪い数字での拡大縮小もなめらかにプレビュー表示します。ちょっと変わっているなぁと思ったのはシャープやぼかしがフィルタではなく調整のメニューにあることですね。
Photoshop移行組からするとショートカットやメニューの位置が思っているものと違うのはとまどいやすいところだと思います。残念ながらショートカットのキーの変更はできないようです。
しかしPhotoshopプラグインもプラグインのフォルダに入れれば一応使えるみたいです。
加えて特筆すべきはUltimate付属のColorEfexプラグインでしょう。さすがにもとは数万円するプラグインなので質や内容もかなり満足度の高いものになっています。最初このプラグイン目当てで購入を考えたくらいですがさすがによくできたプラグインだと思います。
■まとめ
全体的に機能が充実しているためElementsではちょっと不足気味なところを補完できる機能も多々あるんですが、当然Photoshopに及ばないところもありますがちょっと違う方向性をもたせているように感じます。
油絵調のブラシなども一応あるんですが、PhotoshopやSAIで描くような塗りはちょっと向いていないように思います。
カラーモードにCMYKはないですがレイヤー効果みたいなのあるし、他のソフトでイラスト描いて調整用途や画像加工にとりあえず一本あるとカバーできる範囲がずいぶんと広がるし使いでのあるソフトなのではないかと思います。
気になるのは基本黒バックの画面で白いアイコンや文字のメニューなので目がつかれそうな感じがすることですが、画面の項目の表示・非表示みたいなことはカスタマイズできるので保存とかの大きくて目立つようなアイコンとかは非表示にするとちょっとすっきりします。
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