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あぶすとらくと



2010/12/17(金) ベースのライン録りに関することいろいろ

DTM・宅録
アマチュアの作品とプロの商業作品ではやはりベースの音がかなり違うように思います。
ベースのライン録りについていろいろ調べはしたんですが、具体的な方法というものがあまりみつからなかったのでメモ代わりにまとめてみた。

アクティブかパッシブか

エレクトリックベースは大別するとアクティブとパッシブがありそれぞれ特徴がある。アクティブの場合、もとからフラットな出音でピッキングのあらが出にくい傾向があるので技量がとぼしくてもそれなりの音が出しやすい。
ミディアムスケールの場合運指が楽で、楽器のとりまわしがしやすくギターから持ち替えて違和感が少ない。

基本は掛け録り

ベースの出力をHi-Z入力のついたまともなI/FのAudioINにつっこめばとりあえず録音はできるんですが、特にパッシブの場合ベースらしい低音がとれないならエフェクターなどを使ってきちんと音作りをし、Line Inに突っ込むほうがうまくいきやすい。
アクティブの場合は楽器本体で音作りができるので便利。録音した後、チャンネルにイコライザーをインサートするのも一つの方法てすが、低域をしっかりともちあげてくれるイコライザーというものがなかなかないので、汎用性のあるマルチエフェクターか、やはりベース用のマルチがあると便利。
いずれにしてもある程度音作りをして、録り音はフラットにしておくことをやればあとは楽になる。

ベース用のマルチが優れている点
  • イコライザー、コンプ/リミッターあたりがベースにマッチしていて、ベースで必要な低音のレンジが確保できる
  • パッシブの場合DIが不要になる
  • Line Inに入力できるためI/Fのプリの癖を回避することができる。
ギター用のものを流用する場合はやはり低音のレンジが不足気味になりやすい傾向のようです。
あとコンプなんかの効き方がやはり違うのでベース用のものを使ったほうが音はいいし、効果もわかりやすい。
あとがけだとミックス時にかけるコンプもベースの低音をがっちりと押さえ込めるコンプがないといけないのですが、なかなか使えるものがなく高価なプラグインが多いように思うので、コストパフォーマンスを考えても先に音を作っておくほうが有利じゃないかと思います。
マルチ類のデジタルもののコンプはアナログのコンプに比べると質感に面白味があまりないものの機能としては申し分ないように思います。
アンサンブル的にはベースがおいしい音をだしてしまうと他パートとの兼ね合いが難しくなるとも思います。

チャンネルストリップについていろいろ調べていたときにも思いましたが、経験の豊富な人ほどある程度録音の段階で音を作りこむようです。なかなか難しいところでもあるんですが、録音の時から音作りしているものとチャンネルにイコライザーを用いる方法ではやはりいろいろと違いがでてきます。

マルチエフェクター以外にチャンネルストリップを使う方法もあるんですが、ミキサー付属のタイプならMIDが周波数可変タイプのものがないとちょっと難しいのと、きっちり音作りしようと思うとやはり4バンドのパライコが必要になってきます。このクラスのものを手に入れようと思うと結構値がはるものが多くなってきます。しかし価格に見合うだけの価値もあるとは思いますけど。
イコライザーのポイントは楽器のタイプによるもののだいたい以下のとおり。100Hzあたりはミックス時バスドラとかぶりやすい。
  • 高域  3.5kHz〜12kHz
  • 中高域 1〜2kkHz 
  • 中域  250Hz、600Hzあたり
  • 低域  60、80Hz、
今のところ一番コストパフォーマンスが高く求める結果を得やすいのがやはり安いマルチを使う方法かな‥と思います。





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