あぶすとらくと

PODにはBOSS歪みのシミュがないので(あることにはあるんですがノーマルなDS・OD系が…)…あまりにも安かったので入手したOD-2です。
後継のOD-2RというのもありSD-1やOD-3の人気の影に隠れてしまった機種…という感じがしますが海外では結構人気あるみたいです。

BOSSの歪みものコンパクトは手放したりで久しぶりなんですが、ざっと試したところなんていうか…いかにも日本製というか、とりたてて面白味もないけど良く出来ているって感じがBOSSらしいですが、LEVELとTONEの効きが今ひとつってのは噂どうり。
キャラが強くみんな同じような出音になるかと思いきや結構アンプ側の設定次第で粒の荒いものからシャリっとしたところまでいろいろと音作れるんだと思った。OS-2の方がなんか「繋ぎました!」っていう個性が強かったような…これは結構素直な感じがします。TurboON時には若干中高音域にクセをもたせている感じですが、OFF時は素直なオーバードライブサウンドですね。これと6バンドのEQがあればいろいろ活用できそうです。
BOSSも最近のは集積回路がほとんどみたいですが、この時期のは中あけるとFETとかむき出しのディスクリートですね。



しかし説明書の製造年月日みると86年!
もう23年前の製品になるのか…しかしその古さも感じさせないw



[追記]
結構OD-2で検索して見に来られる方が多いようですのでもう少し情報を追加しておきます。

・TurboON時は異様にサスティンが伸びる
少し前のビートロック〜ビジュアル系でも結構よくでてくる系統の例えばCoccoの「強く儚い者達」のイントロみたいなごっつうサスティンのあるリードトーンが得られます。BigMuffっぽいんだけどオーバードライブだぞ…みたいな。Garbageとかもなんかえらくサスティンの長い音出してますね。他で似たようなのがちょっと思い浮かばないので本機の最大の特徴といえるかもしれません。

・TurboOFF+EQ
TurboONにするとキャラが強いのですがOFF時はあんまり脚色がないサウンドなのでGE-7とか併用して色々遊びやすいです。組み合わせとしてはEQを前にするか後ろにするか選択肢がありますが、ビンテージタイプのストラトをよく弾くので前段にしてちょっと信号を持ち上げてやるといい感じです。あんまり出力の大きくないギターならブースター併用というのもよいんじゃないかと思います。

ブースターを作った時の記事。部品代は500円くらいです。
http://t-plan.2-d.jp/2nd/blog/0142